新型細径大腸内視鏡について


大腸は4つの急峻な屈曲部と約120150cmの長さを持つ臓器で、内視鏡による検査・治療において、挿入性と受診者の負担軽減が課題となっています。これまで小柄で痩せ型の女性や癒着のある患者様の場合、大腸の屈曲部でステッキ現象(下図参照)がおこり苦痛を生じ、挿入困難となることが少なからずありました

オリンパス社製「PCF-PQ260L/I」は、受動湾曲、高伝達挿入部の2つの新機能および細径化により、この課題解決を目指した新製品です。受動湾曲はスコープ先端 に設けられている通常の湾曲部のすぐ後ろに位置し、軽く腸壁に押し当てられただけで自然に曲がる機能です。


しかもスコープの口径は9.2mmと細く、当院で使用中の以前のスコープに比べ、1.1〜2.1mm細くなり患者様の負担は大幅に軽減されています


さらに大腸内視鏡の操作では、大腸の長さや形状により、手元側の力が途中のループやたわみで失われ、挿入が困難になるケースがありますが、「PCF-PQ260L/I」では手元の力を先端部まで伝わりやすくする高伝達挿入部の採用により、スムーズな挿入が可能となりました。


大腸検査は痛くて苦しい物と言われていますが、
小柄で痩せ型の女性や複数回の手術歴があり腸の癒着(過度のねじれ)が予想される方には最適のスコープと考えられます。ただし、基本的には細く柔らかいスコープであるため体格の大きなかたでは脂肪のついた腸の力ではスコープが負けてしまいので従来の方法をおすすめいたします



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