直径5mmの首の太いポリープです。ワナをかけて切り取ります。断端は念の為に止血クリップをかけています。良性ポリープで
切除断端は陰性で取りきれていました。

     

このケースではクリップをかけずに止血剤を散布するだけで自然止血して問題はありませんでした



2個のポリープを次々と切除します。止血剤を噴霧することで出血はなく安全にポリープ摘出ができました。

このように比較的小さいポリープに限りますが複数でも安全に切除できるようになりました。コールドポリペクトミーを安全に行うためには直径10mmまでのポリープで適応があると言われています。

ちなみに28年3月より29年6月までに114件のコールドポリペクトミーをおこなっています



                              

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コールドポリペクトミー

従来まで大腸ポリープ切除に伴う出血を防ぐためにスネア(ワナ)を使った摘出方法では電気(高周波切開凝固装置)により焼ききる方法(ホットポリペクトミー)が行われてきました。
しかし通電により周囲の粘膜にも熱変性(やけど)が生じ切除後しばらくしてから出血したり薄い大腸の腸の壁に穴があく危険性がありました。これを防ぐため当院では切除例のほとんどで安全のためクリップで切除後の傷をふさいできました。

最近小さなポリープなら電気を使わないほうが安全に切除できることがわかってきました。当院でも平成28年から直径5mm以下のものでは専用のワナや大きなワニ口鉗子を使い電気メスを使わずに切除する方法を始めています。

この方法の利点は粘膜のみを切除することで粘膜下層の血管を傷害することがなく出血の危険が少ないこと、短い検査時間に複数のポリープを切除することができ何度も再検査切除をする必要がないことです。以下にその実例を紹介します



コールドポリペクトミー(電気焼却しない切除)の実際を以下に掲示します。

下図左は専用の切れ味がシャープな六角形のワナ、右は噛み取り用のジャンボ鉗子です。
いずれも粘膜だけの表層のポリープ切除に適しています。